色々なものを愛そうと必死になりながら憎んできました。今は、そんな状態に飽き飽きして、自分への嫌悪感を抱くのも忘れてしまって、生き方が思い出せないのです。浮かぶのはいつだって死の光景なのです。
暴力に楯突ける子に思えていたかもしれません。でも、浴びせられる手足に私がどれだけ怯えていたか、皆知らないのです。それがどんな効力を産むかは皆知っているのでしょう?暴力によって何かが塞がれた。気持ちかもしれないし、本当の自分かもしれない。私は怯えていました。そして、その暴力の張本人は、私が支えたり助けたり支えたりしなければいけない人なのです。殴る人を前にして、愛せ、と言われて、できるはずがない。でもそれを強制する環境と私の立場が恐かった。逃げたかった。それを上手にやってきたか?それには、私は何とも言えません。きっと、もっと上手くできる人は沢山いるのです。でも、私は残念ながら頭も悪い、能力もない子です。事実、必死に頑張った勉強も実を成しませんでした。私には上手くできなかった。けれど、頑張ったことだけは確かなのです。下手は、下手なりに。結果がでなければ評価はないでしょう。無い物ねだりかもしれません。けど、どうしても、誰かに認められたかった。どうして私の苦しみの原因は認められたり優しくされたりして、煙草を吸う私は憎まれるのか。
皆、皆なりに現状にぶつかって大変だったでしょう。でも、私からは皆逃げるんだ。だまれ末っ子。頭の悪いお前に何が分かるか、と。失望はします。助けてくれるはずの誰かがいなくなった。13から、私は心だけはひとりでした。言わなかったのが悪いというかもしれない。でも、言ったら、全ての責任は私な気がするのです。すぐに、責めて叱って、おとなしく生きろ、と。私に権利はなかった。生きる権利を得る方法は笑っていることだけだった。私が泣いて喚いた時、面倒臭いと思ったでしょう?お兄ちゃんの事に、私の事まで加えたくなかったでしょう?もし、本当に受け入れる気があったと言うならば、どうして叱ったの?どうしてお兄ちゃんは当然のように私を殴るの?どうして皆私を攻撃するの?本音をだしたら、どうして怒るの?笑っていなきゃ生きられないの?私の立場はそこだけなの?恐かった。自分のことを疎かにしなきゃ笑えなかった。笑うのは辛かった。その地獄から抜け出す方法を知らなかった。思い上がりたくなかった。評価もされない自分を愛したくなかった。
甘えちゃいけない現状で甘ったれたこともしたくなかった。でも、支えが欲しかった。煙草を支えにして、私は立ち上がろうと努力したんだ。けど、皆が何て言ったか。『お前に辛い事なんてないはずだ。そんなもの吸うな。』そう言った。恐かったよ。否定は恐いよ。どうして私はこんなにだめなの?どうしていつも認められないの?頭が悪いから?心が弱いから?姿が醜いから?頑張りが足りないから?私はどう頑張っても、生きられない。愛されない。家の愛は愛じゃない。依存だったよ。私は人形だったよ。